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ちょっとおもしろかったNapaValleyの旅

Reiko 2/3/2000

2000年の1月、雨の中、本当にどしゃぶりの雨の中、NapaValleyを1泊旅行した。Napaを訪れるのは既に6、7度目くらいであったが、今回は特別おもしろかった。雨にもかかわらず。理由は日本から来た2人の友人達。彼女たちはまさに「ワインを買いに来た」からだ。彼女たちのおかげで、カルフォルニアワインをちょっとだけいろいろな角度から楽しめるようになったような気がする。ワインを作っている人たちと話をした。スタイルを聞いた。歴史を聞いた。ワイン屋さんのおじさんとのワイン談義もおもしろかった。感心したり、納得したり、疑問に思ったりした事がたくさんあった旅だった。こういうの、とても旅らしいと思った。

行程はこのページの最後にどこに寄ったのかまとめた。それから、もうちょっと詳しいジャーナルを別のページにまとめたので、時間があって興味があったら読んで頂けると幸いである。

今回一番印象に残ったのは「まだ若い」という言葉だ。通常飲んでいるカルフォルニアのワインは1999年〜2000は96年もの、97年ものが中心。普通にスーパーに並んでいるのはこの辺しかない。カベルネ・ソービニヨンでこの年代を飲むのは早い!!と友人は言う。友人達はなるべく古いワインを探していた。セラーを持っていないから、なるべく、今飲み頃のを買いたいのだそうだ。でも、普通売ってるのはそれなのだ。買いたい、買えないが続いた。私にしてみれば、普段飲んでいるので十分おいしく飲めているのでこれは本当に疑問だった。年代にこだわる友人達に、St.Helena Wine Merchants のおじさんが「この辺はフランスよりシチリアに気候が似てる。暖かいから熟成も早い。今飲めるよ。」と言っていた。でも、私のお気に入りのHeizでは今年のビンテージ物は5年待て、と言われ、カベルネにこだわるSilverOakは収穫から5年経たないとリリースしないという事をしった。実際には、気候の違いもあるし、作り方も収穫から2,3年で飲めるように作っているということもある。いろいろ工夫してブレンドしてあるからだ。それ以上リリースしない事は場合によっては経営にも響くという事もあるのかもしれない。今でもおいしくのめると思っていたけど、待ったらどんなにおいしくなるんだろう、と純粋に思った。

最近メルローの人気が上がって来ていて、2年でスーパーのメルローの棚がカベルネと同じくらいになった。値段も上がってきた。まろやかで飲みやすいからかな。私はそう思っていた。確かにメルローの方が早飲みできる品種なのだそうだ。でも、本来メルローとカベルネは全然違う、という。でも、私の誤解(?)する理由を裏付ける出来事があった。VineCliffというワイナリを訪れてそこのメルローをテイスティングさせてもらった時に、「すごくおいしい。でも、これ、メルローらしくないよ。違うんだよ〜。」と友人が言った。もともとVineCliffはカベルネが気に入って、でも、メルローしか手に入らないのでメルローでも十分おいしいから、といって代わりに飲んでいるワインだった。おいしいと思う理由はカベルネに近い事。カベルネみたいに「濃い」ことだ。実際、そう思うメルローはNapaにはたくさんある。それをおいしいと思う。それらは結構値段が高い。人気の裏付けであるといえるかもしれない。Napaは、メルローを人の好みに合わせてフランスとは違った方向に持っていってるのかもしれない。

予約をとってテイスティングさせてもらう事は今までした事が無かった。今回それを、EtudeとVine Cliffでした。シーズンオフで雨だったため、予約した時間には私たちだけだった。おかげで、ゆっくりと時間を使い、十分に味わい、いろいろと話を聞く事ができた。ワイナリを直接訪れる醍醐味はこういうところにあると思う。ワイン好きの友人達のおかげで、質問も結構幅があったような気がする。VineCliffでは、「晴れていたら、山の上から畑を見せてあげられたんだけど。」と言っていた。友人の一人は「土が見たかった。」と言った。畑を見る事って詳しく分かってくるとなかなか楽しいのかもしれない。そういえば、古い樹であることはおいしいワインが作れる条件だとか。限られたおいしいワインの味を思い浮かべながら、作りだした樹、畑を見る事も楽しいかもしれない。

ワイナリ巡りも楽しい。おいしいレストランも楽しい。Napaはいいところだ。そして、今回もう一つ楽しみができた。ワインショップ巡りだ。なにしろ、わざわざ日本からワインを買いに来るわけだから、なかなか手に入らないものが欲しいらしい。いわゆるレアモノ、日本身入荷ものだ。今回はNapaでワインショップ3軒に行き、さらに2、3軒、SFベイエリアで行った。ワイナリは一般にオープンしていないとこともあり、ショップに行かないと買えないものもあるのだ。ワイナリを全部周るよりも、いろいろ売ってるショップの方が効率的だとも言える。Napaにあるワインショップは見事にそれに応えてくれる。Sonomaなども含むワインカントリーから来たワインが、こんなにあったら分からないと、思うくらいある。お店の人も詳しいからなかなか話が楽しかった。いろいろ紹介してくれる。

行程 さらに詳しい行程はこちら

(ワイナリー ワインショップ レストラン ホテル 
それぞれのガイドはカルフォルニアワインのページNapa Travel Infoへ )

1日目 SanJose空港からNapaに向かう
山の上の美術館 Hess
え、試飲しないの? Opus-One、R.Mondavi
やっと気に入ってくれたみたい Heiz
幻のワインを見つける Tra Vigne
St.Helenaのワイン屋さん St.Helena Wine Center
暖炉を囲んでお部屋でワインパーティ Harvest Inn
ツマミに目覚める
 

2日目

Duminus発見Yountvillのワインやさん Grozinger Wine Company
雰囲気に飲まれて買い過ぎ Etude
Napaはシチリア〜シュバルブランとおんなじ味?〜古樹の価値l St.Helena Wine Merchants
ロバート・パーカーの御威光 Taylor's Refresher
看板ネコ Mt.Eden
山の上の素敵なワイナリ Vine Cliff
年代ものだからっておいしいわけじゃ Rovert Sinsky
人生はカベルネだ Silver Oak
おまけ おーっといきなり80年代のOpus発見 Union Street, San Francisco
感動のご対面Dominus'91 Menlo Park

この他にもV.SattuiやCopporaなどにもおみやげショッピングのために寄った。


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