1999.01.22 Updated!
ライアーズダイスへようこそ！
私が好きなボードゲームの一つであるライアーズダイスについての紹介です。 はじめは、独立ページにしていたのですが、少し盛り上がるまでこちらに格下げにしました(^^;
1999.1.22( originally 1.11) Ryoji
ライアーズダイスというゲームには皆さんなじみがないと思いますが、私はかれこれ約10年ほど、学生時代からはまっていて、最近でも年に数回は、"ダイス好き"の友人たちとサイコロを振っています。
はじまりは、友人の一人がこのゲームを知っていて、私が好きそうだということで学校に持って来てくれたのですが、その後、友人の予想通りすっかりはまってしまいました。
ゲームとしては各自5個のサイコロを他の参加者に見えないように振り、 各人、何の目「2-6または1でもありワイルドカードでもある★」が、いくつ全部で出ているかを当てるものです。
各人、予想した何の目がいくつ出ているかを予想して、何の目がいくつあるかをボード上で指定しながら、順々に、その数を上げていきます。
最終的には、前の人が指定した目とその数が嘘（つまり、その目はそんなに多くはないだろう）だと思ったら、"嘘"というと、全員の隠していた目を見せて、 数を計算して、嘘といったのに、その数もしくはそれ以上あった場合は嘘といった人の負け。少なかったら言われた人の負けで、その差の数のサイコロを場であるボード上に出していき、最後までダイスが0にならなかった人が勝者です。
この単純なゲームですが、いくつかの点でとても面白くなります。
一つは少しばかり確率の計算が必要なこと｡少しだけこのゲームに知的要素を加えます。もう一つは、それぞれの人が目を上げていく際に当然ながら、はったりをかまし たり、正直に出したりするわけです。つまり、相手の顔色や性格を読む、それなりに三味線を弾いたりといった､駆け引きがあるわけです。この辺が興味のもう一点。
そして、もう一点、私が気に入った点があります。このゲームは途中で目の数を予測していくわけですが、下記のような局面に遭遇します。
「現在どうもその目はぴったりの数ありそうだ。嘘と言えば負けるし、一つ数を上げるのも恐い。」
「他の人の持っている目の数がどうも不透明だ。嘘というのもまだし難い。」そういう時に、実は、自分持っているサイコロの中で、自分が次に数を上げる目を場に出して確定させて、残りを再度振り直すことができます。つまり、残っているサイコロが3つあるとすると、ワイルドカードである★を含 めて、1/3の確率で自分の指定した目が増えることになります。
このサイコロを振る瞬間、これがとても気合が入ります。
何としても目的の自分が指定した目を出すんだと、ついつい力が入ります。この瞬間が実はとても、面白いのです。これは局面が緊迫していればいるほど、つまり、最後に 2人だけ残って一騎打ちの時など、とても気合が入ります。この後に、目的の目が出たときの快感、偶然とは思っても、やはりうれしいものです。
実は、このサイコロを再度振ることは、別の意味もあります。場にいくつかの サイコロを出して確定するわけなので、その目が全部でいくつあるかがより推定 しやすくなります。再度振った人の残りがサイコロ3つであるとすると、それも また、残りからいくつ出るかは推定しやすくなります。自分の目とあわせての推定がとても楽しくなってきます。
今日はこんなところで、徐々にダイス仲間のコメントをもらいながらバージョン アップしていきたいと思います。
さて、ライアーズダイスですが、もともとは米国のMilton&Bradlyが出していたゲームで、日本ではツクダから出ていました。Richard Borg という人が作者のようです。私がこのゲームをはじめた頃はよく Tokyu Hands などで見かけたのですが、人気が出なかったのか、今では絶版になってしまいました。 米国でも折りに触れて探しているのですが、見当たりません。私の持っているゲームは随分貴重なものになってしまいました。
西海岸で、このゲームをご存知の方是非、一度やりましょう。 また、このボードゲーム仲間では、他にもAquireやMonopoliなどのゲームをしますので、他の話題も折りに触れてお届けします。 そういえば、各地域にカスタマイズしたMonopoliもなかなか面白いもので、 私はカリフォルニアワインで有名なNapaのMonopoliを買いたいと思っているところです。