Reiko 03/02/99
アメリカに来て太っちゃったという人はたくさんいます。環境になじめなくてやせちゃう人もいるけど、こちらの食事に簡単に慣れてしまうとまず、太ります。大きなピザやハンバーガー、そして、のみ放題のコーラなどのソーダ類。あっまーいケーキ類。外食だと一皿の量がめちゃめちゃ多いし。身近なある人が、吉野屋の牛丼（こちらだとBeefBowl）にコーラという組み合わせが実はおいしいと分かったよ、とうれしそうに言っているのを聞いたことがあります。こわいですねえ。
しかし、太ってしまうのは食事情が原因だけではありません。いくつかヤバイなって思った点を下記に挙げてみます。
家事事情
アメリカの典型的なキッチンには大きなディッシュウォッシャー（皿洗い機）がついています。最初は使わなかったのですが、そのうち、少量の洗い物でも使うようになってしまいました。お皿がピカピカになるのと、最後にドライヤーがかかり、まな板などの殺菌にもいいからです。
それから、乾燥機は使うのが当たり前。景観を損ねるので屋外に干してはいけないんです。
また、スーパーに行って驚くのはその冷凍食品の棚の大きさです。巨大なお店の4列以上は冷凍食品に当てられているんじゃないかなあ。おいしくないかもしれないので、ほとんど手を出すことはないのですが、つけあわせからメインからデザートから朝食からなんでもそろいます。それは日本も一緒だけれど、とにかく、量がすごい。忙しい人にはうってつけだろうなあ。
なんでもドライブスルー
ファーストフードはもちろんのこと、この辺にはカプチーノバーのドライブスルー、写真現像のドライブスルー、ポストのドライブスルー、なんとドライブスルーATMなんかがあります。車が交通手段の中心のエリアなので、車を降りずにいろんなことができる、というのは重要なことのようです。（写真はドライブスルーポスト）
そもそも、駅まで歩く、会社まで歩く、というのが重要な運動になっていたのでそれがなくなっただけでも大問題なんですけどね。
多種多様な通信販売
通販のカタログの種類も多いし、一日中通販情報を流しているTVチャンネルもあります。唯一の労働である買い物すら、しなくてもよくなってしまう。インターネットで便利になるのもちょっと考え物かも。インターネットでの色々なものの売買は日本のそれよりも多種多様です。
こうなると、主婦の一日の運動量なんてたかがしれてしまいます。危険でしょう？
こちらでも、ダイエットは大問題で、いろんなダイエット食品のCMや、脂肪をたくさん取り除ける調理器具の販売などが目に付きます。でも、Non-fatの食品は充実していても、Non-Sugerの食品は皆無なんですよ。ときどき、その甘いのなんとかすれば？って思ってしまうことがある。うそかほんとか、砂糖では太らないってまじめに言われているという話も聞きます。最近のヘルシー指向でフルーツ主体のスムージーなんかがはやりましたが、量が多いし、果糖って吸収されやすいから取りすぎるとまずいんですよね。たしかに、コーラ飲んでるよりもカラダにはいいと思うけど。
アパートにはジムがついているし、朝や夕方にジョギングやウォーキングをしている人もとても多いです。プールやテニスコートがついていてもいざとなると使わないものですねえ。なかなか習慣にするのは難しいんですよねえ。
ほんと、気をつけなきゃ。ねえ。
・・・ねえ？聞いてる？