Wine Tasting Tips
02/11/00
むずかしいことはまだ書けません。グラスも美味く回せない私ですから。だから、これは私の体験記。
テイスティングの形態 |
ワイナリには以下のようなテイスティングのさせ方があります。下記の組み合わせを用意しているところもあります。
形態 | 内容 | ワイナリ名 | |
1 | 無料テイスティングルーム | テイスティングルームを設け、予約無しでだれでも訪れる事ができ、無料で数種類のワインを飲ませてくれる。 カウンターにはおつまみや水が置いてあるところもあり、自由にもらっていい。言えばリストをくれるので、飲んだワインのメモを取るといい。 |
Mt.Eden Heiz V.Sattui Beringer |
2 | 有料テイスティングルーム | テイスティングルームで有料で数種類、もしくは自分で選ぶ一種類のワインを飲む事ができる | Beringer R.Mondavi Opus-One Silver Oak |
3 | (要予約)ツアー&テイスティング | ワイナリのガイド付き見学に最後にテイスティングルームでのワインをつけたもの。たいてい無料だが、有料のところもある。小さなワイナリ、人気のワイナリは要予約。 | R.Mondavi Beringer Joseph-Phelps |
4 | 要予約テイスティング | テイスティングのみでも、小さなワイナリでは予約が必要。 | Etude Vine Cliff Caymus |
白から赤、そしてデザートワインへ |
無料テイスティングルームのカウンターにはいつも人がいっぱい。どこか空きがあればそこにヒョイっと割り込み、カウンターの上においてあるワインリストに従って上から順番に飲ませてもらう。白の甘いのからドライなのへ、次に赤の軽いのから濃厚なのへ、最後にPortなどのデザートワインと続くのが一般的だ。順番には訳がある。最初に重たいのを飲んでしまうと口当たりが軽いワインの味がわからなくなってしまうからだ。
最初にシステムが分からなくて、英語も良く分からなくてひょいっとカウンターに顔を出して、(おいおい子供じゃないの?という顔をされたが気にせず)興味のあった綺麗なボトルを指差して飲ませてもらった。甘いマスカットのデザートワインだった。赤も気になったので次ぎはこれ、というと、デザートだけでいいのかと思った。普通は上から飲むのよ。途中飛ばしたければスキップしても良いけど、後ろから始めるとあんまり良くないわ、といわれた。Mt.Edenのテイスティングルームだった。
味見なんだから全部飲まなくてもいい |
当然ですが、味見なんだから、向こうが気前よくたっぷり注いでくれても、味わったら残しても良い。カウンターには壷が置いてあり、そこに捨てられるようになっている。壷が無ければ片づけて次のをもらおう。特にドライバーは飲み込まず口に含むだけにするという配慮も必要。一人がグラスをもらって、仲間内で味見し合うという事もよくやる。無料のところは、お友達もグラスいるでしょ、といって出してくれたりするけど、全部飲めないならもったいない気もするし、シェアしても十分テイスティングできるだけついでくれる。
でも、テイスティング一杯$25もするOpus-Oneともなると話しは別。全部のみたい。もっと注いでくれ、と思うくらいしか注いでくれない。ちなみに、Opusのテイスティングは2,3年前は$10以下だった。
予約したテイスティングではワインは買おう |
小さなワイナリでも予約すればテイスティングをさせてくれるところが多い。たいてい無料。(ビンテージ物は含まれない)こういうところは飛び込みで行ってもだめ。予約して来てくれた人のためにワインの状態を整えてわざわざ開けてくれるからだ。何種類かのワインを少なければ2,3人のために開けてくれたりするのだ。やっぱり買うつもりが無くて予約するのは良くないと思う。よほどひどくなければ最低1本は買いたい。ほんとうはダース買いでもしてあげたいくらいなんだけど。
Vine Cliffでは事務所で気前よく3本も開けてくれたし、Etudeだって、行く前からテーブルに綺麗に人数分のグラスが並べてあった。なんだか、すごくありがたかった。
こういうテイスティングはお気に入りのワインをつくっているワイナリで働く人の話がいろいろ聞けるチャンス。いろいろ質問を用意しておくと楽しい。
それから、他のグループと一緒のこともあるし、遅刻はしないほうがいいと思った。
また、急に行けなくなったら、それが分かった時点でちゃんと連絡しよう。